ラフロイグ

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「かわいいと言われても素直に喜べなくなる時期がいつかきっと来てしまう。だったらいっその事、此方から卒業してみませんか?」と、鏡の向こう側の私に言われた気がして、私は前髪を伸ばし始めた。

自然の摂理に逆らう事は残念ながら叶わない。
私はその真理をテレビ画面の美魔女と呼ばれる人達の下からの強烈なる光量から学んでいる。だから割とすんなりとかわいいを捨て去ることが出来た。

他人事では無い。
光量の足音は着実に聞こえだしている。
4Kなんて滅んでしまえ!
見えない方が良いって事も、世の中にはあるんだよ。


——— cute! ———

2/28/2025, 5:17:17 AM