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真夏の記憶


皮膚が焼ける。
遮るものは無い。


焼けた石の上を、裸足で進む。
靴は既に遠い。


痛い。痛い。痛い。
それしか考えられないのに、ゆっくりと歩く。

なんでこんなことをしてるんだろう。


真横を子供たちが駆け抜けていく。
雑音となって消えていく。


終われとも始まれとも思わない。

ただただ、何もしたくなかった。

8/13/2025, 2:56:21 AM