少年A

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忘れたくても忘れられない


忘れるわけのない、心に深く刻んだ君の顔が浮かんできた。

「絶対に、僕のことを忘れないでね。」と、踏切に君が立った。警報音の響きの中に、君は微笑んだ。
そう見えるように気がした。

そして君は命をなくした。

遺書の白い紙に君の姿が現れた。まるで花が咲くように笑顔になった。

10/18/2024, 3:56:33 AM