蓼 つづみ

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あなたの痛みを
わかろうとするように
私の痛みも
見てください。

この言葉は
私の中に常にある。
誰にも渡さず、奥にしまってきた。
軽く扱われては溜まらない。

すべてを分かることはできない。
だから、分かろうとする姿勢が欲しい。

世界で
誰か、たったひとりだけでいい。

けれどこの祈りは、
高い理想として抱えているのだと、
大人になって、知った。

別の物差しで測られ
見当違いな理解もあった。

それでも
その奥を叩き続けたら
ひらけた場所も、あった。

分かろうとする姿勢は、
わからなさを血の滲む手で
咀嚼した先にある。

題 心の片隅で

12/18/2025, 9:27:14 PM