徒花

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「永遠に」

永遠のように思えてもいつか必ず終わりが来る
永遠なんて人間とは遠い存在のように思える

人にはいつか必ず死がやってくる
それは約束された逃れようのない運命
死が来る限り人に永遠なんてないように思える

永遠と言うのは想像もつかない程、辛い事だろう
だが永遠を望む人もまたいる

だがやはり人が願う「永遠」は叶わない
だからせめて口約束という泡沫のような架空の存在でも「永遠」という言葉で心を満たす。

信じていれば中身がない形だけの言葉でも不思議と心は満たされる。
決して叶わない「永遠」が叶う気がしてくる。

辛くても苦しくても何かに縋っていたくて、またはその時の溢れんばかりの幸せがずっと続くと夢みて、名ばかりの「永遠」を願っている。

11/1/2022, 3:31:27 PM