『予感』
"話したいことがあるんだけど"
ニコニコしていた口角が下がっていく。
さっきまで胸らへんにあった暖かった感覚が一気に冷める。
今の時期のように熱が奪われていく気がした。
嫌な予感しかしない。
少し震える手で一文字一文字打ち込む。
"どうしたの?"
そう返信すると既読が付きすぐに通話画面へと切り替わる。
心臓が跳ねる。深呼吸を2、3回ほどして電話に出る。
「も、もしもし...?」
君の話を聞いてまた温度が逆転したのは別の話。
語り部シルヴァ
10/21/2025, 10:35:32 AM