# 空白

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『月夜』
 まるで夜明けのような明るさを反射し、
 輝くひとつの大きな星を見つつ
 私の隣に座り目を伏せる彼女に優しく接吻をした。
 すると彼女は「明るいので、貴方の顔が良く見えます。」
 といつの間にかぱっちりと開く目でこちらを見つめ
 少し頬を赤らめながらそう話した。
 きっと私の赤い顔も、
     大きな星に照らされて見えているのだろう。

3/8/2024, 8:12:07 AM