byまる子

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明日、もし晴れるなら君に会いたい

雨の日は決まって部活が休みだ。
吹奏楽部なのに変でしょ?
あなたの笑顔も声も聞けないそんなのつまんない。透き通るような美しい声に、真面目だけどたまに見せる君の子供っぽく笑う姿、1分1秒でも見逃したくないし見ていたい。
きっと君は、私のことなんか目にも入ってないはず。だけど私はあの日から君が好きになったんだ。
私は、無理矢理吹奏楽部に入れられた。というか、適当に合図地打ってた私が悪いんだけどね。まぁ、見ての通り練習にもやる気が入らなくてただたに楽器を吹くばかりだった。だけど君は、私と初対面なはずなのに怒りながら「やる気無いなら出てって」って言ったよね。私は、あまりのことでただ立ち尽くすことしかできなかった。正直そんなに怒んなくてもいいのにとも思ったし、怒りっぽい人とすら思えた。だけど放課後君は私に謝罪をしにきたよね。スッゴーく謝っていてもうどっちが悪いのかわんなくなるぐらい。だけど君はたくさんのことを教えてくれたよね。音楽の大切さや楽器の吹き方、そして1つ1つの楽譜に込められたメッセージを、「みんなで一緒に全ての人に感動を伝えれるような演奏を作りたい」君が放ったその言葉と、まっすぐに輝く君の瞳に負けちゃって、誓ったんだ、君の夢に
あの日から私は君に惚れた。ちょっときびしいところもたまに見せるあの笑顔も、、、
だから明日も頑張れるんだ。君に会うために、
もう私は高校2年生、彼はもう3年生、
あっという間に時間が、いや時が過ぎて行く。
今だってそう時は止まること無く進んでる。
君と会えるのもあと少ししかない
もし明日晴れるなら君に会いたい、
1分1秒でも卒業式が来るまでに

8/1/2023, 4:56:38 PM