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脳裏


君が私の手を引いて階段を登る。
階段の先にとても幸せな何かがあるらしい。

「     」

君が何を言っているのかが聞き取れない。
でも、とても楽しそう。
私も楽しい。

「     」

何を話しているのかは分からない。
階段の先はもうすぐだ。




ゆめだ


違う。
いやだ。
目覚めたくない。
この先に私は行きたい。
君と一緒に階段を登り切りたい。


君はいつの間にか消えて。
階段は存在せず、
いつもの風景だけがそこにあった。

11/9/2024, 3:45:48 PM