どこかの、誰かにとっての雨の振る日とは、
落ち着いた気分になれる日だろうか。
空気につられて気分が落ち込む日だろうか。
ある雨の日、小さな傘を閉じたまま、長靴で大きな水溜まりを狙って歩く子を見かけた。
なんとも楽しげな様子で、
私にはその無邪気さが、心底眩しくて。
ふと、傘を放り出して歩きたいような気がした。
きっと、体の芯まで冷えて風邪をひくのだろう。
それも楽しそうだと、思った。
少しの羨ましさを抱えて、ただ横目に小さな無邪気さを見た雨の日。
その日、少し周りを見ることの楽しさを知った。
《胸が高鳴る》
3/20/2026, 9:44:32 AM