余命を生きる
私は死の間際に何を考え、何に思いをはせるだろうか?
何と恐れの多い人間だったのだろう。
もっと恐れずに自分が考えたように思い切って生きるべきだったと感じている。
何と弱い小さい人間なのか。
何と臆病だったのか。
何をそんなに恐れていたのだろう?
聖書には恐るなという言葉が365回も出てくるらしい。
しかし、今となってはすべては過去のことだ。
後悔している時間はない。
最後の仕事をやり終えて死にたい。
何をしておくべきなのか?
墓?
誰かとの別れの挨拶?
そんなことはもうどうでもいい。
この情けない心とボロボロのからだでやっておくべきことを行動に移してその後、死の門をくぐっていきたい。
最後に会いたい人など1人もいない。
生きた証など残したくもない。
自分の心に正直に向き合う最後のチャンスだ。
命が落ちて行く前に、やり終えたい。やり切ってみたい。
私の心臓の鼓動よ、時をわきまえてくれ。
11/23/2024, 5:54:59 PM