れい

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コロナが流行って、
おうち時間という言葉ができた。
僕たちはやりたいことリストをお互いに作ってみた。

掃除ー
ゲームー
食べるー
踊るー歌うー
買い物ー
料理ー

なんかまぁこんなんよねなんて2人で笑った。
だってまぁ、変わらんよねって笑
変わったのはお家で仕事が増えたことで
君と長くいられているってこと。その時間も増えたこと。

「大丈夫?嫌になってない?笑」
『君こそ、嫌になってない?笑』

僕たちは同棲始めて2年が経とうとしている。
2人とも仕事に出てたから
朝と夜はもちろん一緒で休みの時も全然2人いるけど、
こんな仕事の日ですらずっといるなんてのはなかったことだ。
お昼も一緒に食べれるなんて。

「私はね、結構嬉しいよ」
ま、外にもそんな出られないからデートできないけどねぇーって笑ってる。
『僕も君といられるのはかなり嬉しいよ』と笑った。


そんな日々をしばらく送っていた。
僕はある日、あるものを見つけてしまって
考えて、

今日はそれを伝えようと思う。


『準備はできた。』


「ふぁーお風呂はさっぱりするねぇー笑」
とホカホカで出てきた彼女を捕まえて座らせた。

「んー?どうしたの?笑」

僕はポケットからそれを取り出し
パカッと君の前で開けてみせた。

君はかなり驚いている。ホカホカしてるし髪の毛はこれから乾かさなきゃでタオルがかかってる。
しだいに僕の言いたいことがわかって目がうるみ始めた。

『こんな時代になって、急に窮屈な生活になったけど、嫌にならずに僕といてくれてありがとう。こうなった今も僕も君といられて本当に幸せなんだよ。』


『僕と結婚してください。』

いうと君の目からは涙が溢れている。

「、、私こんな格好だし、こんなんだけどいいの?っ、」

『ふっ笑そんな君だから良いんだよ。この先もずっと2人で乗り越えたいし一緒にいたい。』

「ふぇ、、っ、ふぇーーー」って変な泣き声で
僕に抱きついた君が言う。

「私で良ければお願いしますっ、、ずっといるーうーーっ!」

僕も感動したいところだけど、君が愛おしくて面白くて笑っちゃった。笑笑

5/14/2023, 10:00:50 AM