『涙の跡』
…大事な試合に、負けた…
私のせいで…私があそこで入れていれば…
『ごめん…』
『ごめんっ!』
泣きながらみんなに謝った。
みんな静かに私を見ている。
あー、きっとこんなんじゃ許してくれない
私のせいで負けたんだから。
『舞友のせいじゃないよ』
…えっ?
『そうだよ!』
『カバーできなかった私達にも責任はある!』
『舞友も頑張ってたじゃん!』
次々に慰めの言葉が飛んでくる。
みんな悔しいはずなのに。
涙を我慢して、明るい言葉を送ってくれる。
…私、幸せだ。こんなにも優しくて、強い仲間といれて
『ごめん。ありがとう!』
その後、みんなで抱き合って泣いた。
みんな大号泣。
『頑張ったね!』
みんなでその言葉を言い合いながら、お互いの背中をさすった。
―あれから何時間たったのだろう
気づけばみんなの顔が涙でぐしゃぐしゃ。
みんなで体育館の掃除をして、体育館を出る。
帰る途中コンビニによってご飯を買って、食べながら家に帰った。
みんな目が赤くなって、涙の跡がくっきり残ってた。
それを見てみんな笑っていた。
これも、いい思い出だな。
7/26/2025, 2:01:38 PM