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幸せに

死神は必死に走っていた。途中で転びそうになっても、たとえ間に合わないとしても、それで姫君の命が助かるならばと。ぜぇぜぇ息が上がる。
姫君の棲家の塔に着いた。

これであの子を救える、幸せにできる。そう思いながら扉を開けてこう呟く。

「貴方さまどうか幸せに。」

3/31/2026, 7:47:43 PM