泣いていいよ
そう自分に問いかけたのはいつぶりだろう。
感情が決まりきらないうちに泣くのは、あまり良くないことだと思っている自分がいることに気付いた。
汗のように瞳から吹き出してくる涙がダラダラと耳の奥まで入り込んでくる。
プールの後のあの妙な感覚になってきた。
10分かそこらで着替えて髪も長かったのによく乾かしたよな、と学生だった頃の自分に感心した。
こんなとりとめもないことを書く自分の時間がとても大切で、アイデンティティを喪失させないための重要な事柄だということに七夕も終わる夜明けに気付いた。
夜、短冊に書くならどんな願い事をしようか
なんとなく考えていた。
他力本願で頼みたいことが何ひとつ出てこなかった。
誰かを信用してないんだなと、それも悲しくなった原因かもしれない。
リアルでサバイブな、自力でやることばかり。
ドラえもんがほしいとか、そういう思想が死んでもでてこなかった。
オトナになっちまってる。
こどもが短冊に書くような
そういうやさしいかわいい健気な願い事がほしいなと
そういう願い事を心のなかで祈った。
7/7/2024, 5:43:39 PM