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雨が降り、小川ができて
滝となる
冷たくて重たい河のせせらぎと
天から打ち離される
勢いのある雫

小さな点から、流れ出る涙まで
あなたと出会って、何百回も出会した
もしも、あの時に戻れるなら、なんて想いはなくて
今は、ただ流れる時間と共に踊っている

巨木からまた根が張るように
生きてきた僕は
半世紀を、振り返るにはまだ早い
まだ酒も口にしていない

慌てるなと、言い聞かす。

ラジオを、買ったのは
あなたに会えると、かすかな希望を持ったから。

あなたと出会って、弱虫だった私は
強くなった代わりに、人前で話せなくなった
多分、あの人も.....また、あの人もそうだ。

それでいいのか?
心に呟くだけ。

答えは、そう。
人を殺すとは、相手の人格を変えるまで
思いやりを忘れること。

人格が変わった僕は、冷たい血を好むようになり
その血が身体中を巡って、自分の血と混じりあった時の
爽快感が、僕を更に虜にさせた


そんな毎日の中で、一つだけ
自分への赦しを求めるようになったのは最近で。
その赦しが、見えた時
その答えが、聞こえた時

残された人生の、始まりの時だと思う

暗くのしかかった闇が流れ出ていく。

5月、、というのに、ひんやりとした今宵は
禁酒を破らせろと言わんばかりに
寂しさが覆ってくる。

あなたと出会ってから、
どうして酒を飲まないのか
どうして酒を口にするのか
やっと答えが出たような気がする

今夜が、長い長い旅の始まりであるように
祈りながら

枕元の電気を消した......。





5/5/2026, 2:45:06 PM