NoName

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久しぶりに夜明け前に目覚めた
寝ている彼女を見つめる
寝てる顔も可愛いけれど起きている顔はもっとかわいい
撫でようと思ったが流石に起こしたら申し訳ないので静かにベッドから降りてキッチンに向かう
彼女はいつも俺より早く起きて料理を準備している
今日は俺が作ろうかな
そんなことを思いながらとりあえず冷蔵庫を開くと廊下から走る音が聞こえた
「ごめん!早く起きれなかった!」
髪の毛もメイクも整えていない彼女は俺を見て謝る
「今日早く起きただけだから大丈夫だよ」
俺は冷蔵庫を閉めてから彼女にハグをする
「ご飯準備しようとしてくれてたの?」
「うん、でも君のほうが早かったね」
「ありがとう」
「こちらこそいつもありがとう、一緒に作ってもいい?」
うんと頷く彼女に俺はまた惚れ直す
「準備しないとね!」
彼女は笑顔を見せて一緒に料理を作る
「「いただきます」」
少し変わった夜明け前の朝いつもの日常へと戻る
それでも彼女への愛は変わらない
僕は彼女を愛してる

9/13/2024, 1:33:58 PM