『君と出逢って、』君と出逢って、何が一番最悪だったかって。そりゃあ、もちろん——君と恋に落ちたことに他ならない。……これだから、嫌だったんだ。本当に。僕はそう言って、君の死体にキスをした。遠くから孫の呼ぶ声がする。「ひいおじいちゃん、もうお別れは済んだの?」私は振り返って、孫の頭を優しく撫でながら呟いた。「どんなに長く生きても、別れは辛いね」お互いの皺が、愛の年月を物語っていた。おわり
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