霜川菜月

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センチメンタル・ジャーニー


北国に昇る眩しい朝日に目を覚ます。

香るはずのない
記憶の中のコーヒーのにおい。

雪だるまが溶けるように
涙が止まらなくなった。

君を忘れるためにあの街を出たのに
ここではまだ、溶かしてしまうのね。

さらに北へ旅立とう。

このままじゃ君のこと
まだ忘れられない。

9/15/2025, 10:56:00 AM