終電が過ぎて静寂に包まれた駅のホーム
見上げれば満点の星空が広がっていた
届かないと分かっていながら
目に入った一筋の光に思わず手を伸ばす
それはあまりにも一瞬で
それはあまりにも遠すぎて
願いを口にする間もなく
ただ見ていることしか出来ない
子どもの頃必死に唱えた願いだって
結局叶っちゃいないけれど
あの日夜空を一緒に見上げた思い出は
今も鮮明に残っている
“さよなら、またいつか”
叶わない願いを口にすると
また一つ星が流れて消えた
あぁ、あれはきっと君に違いない
#夜空を駆ける
2/22/2025, 1:10:29 AM