威勢の良い掛け声とともに大きな神輿を担いだ男衆が商店街の角から現れた。夏真っ盛りの日差しも何のその、揃いの柿渋色の法被に白い股引き姿の男衆が、滴る汗を光らせながら街を練り歩く。カカッとリズミカルな拍子木の音、遠くの方から近付いてくる祭囃子。重そうな神輿は担ぎ手達に上下に激しく揺さぶられながら、目の前をゆっくりと通り過ぎていった。テーマ「胸の鼓動」
9/9/2024, 5:22:10 AM