酷い言葉ばかりが多く投げかけられ、少しだけあったはずの優しい言葉はそれらに埋もれてしまって、まったく私の耳には届かなかった。
人を傷つける事を楽しむ言葉に埋もれてしまって、動くのが酷く億劫になってしまい、長い間動かずに過ごした。
絶え間なく聞こえ続ける悪意ある言葉の中に、一つ、一つだけ、こちらに向けたものでは無い言葉が聞こえた。
「 」
聞こえた言葉は誰かの名前で、その名前は私が聞いた名前の中で最も秀麗で、その名前を口にしてみれば、どの歌よりも流麗であった。
それからは、その名前の持ち主の事以外はどうでも良くなってしまった。
それまで気になっていた酷い言葉も、私の耳には届かなくなっていた。
続きが書ける気がしない。
〖I love…〗
1/29/2024, 10:57:17 AM