NoName

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まるでトンネルのような暗がりの中を、途方もなく歩いているような気分だった。
真っ暗で何も見えない、光なんて全然見えてこない。そんな事に嫌気が差していた。

そんな時だった。
貴方君会ったのは。何もかも嫌になっていたときに、手を差しのべてくれた君は、暗がりの中で踠いていた僕のただ一つの光だと思えたんだ。

10/29/2023, 2:50:44 AM