お題『嵐がこようとも』 外出た瞬間、風がすさまじかった。家にいる時から外のびゅうびゅう鳴る音がすごすぎて、正直会社へ行きたくなかった。 それとなく上司に「今日は風がすごいので在宅でいいですかね?」と聞いたら、「時差勤務でもいいから来い」と言われた。自社のブラックな体質を呪いたくなる。 仕方ないので、いくらやっても減らない山のような仕事を脳裏に思い描きながら、吹きすさぶ激しい風に抗いながらあるき続ける。なぜなら、そうするしかないからだ。
7/29/2024, 10:50:36 PM