野菜大魔王

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あの丘に登ろう。
星に近いから、きっと願いを拾ってくれる。

街は夜と同じ色。
逸れないように繋いだ手が熱く、
少し痛かった。

それは何かを隠すだけじゃなく、
潰したいとお互いに思ったからなのかな?

丘の上で息を切らした二人。
私は眼を凝らして暗闇に君の顔を探す。

今夜だったらどこへでも行ける気がした。

ねぇ、どんな顔してる?

3/20/2025, 5:33:03 PM