鏡花 水月

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『星に包まれて』

夢を見ていた。
私は宇宙をふわふわと漂っていて、
酸素もないはずなのに苦しくなくて、
いい感じに酔ったかのような心地良さだった。
地球も月も近くに見えて、
手を伸ばせば触れられると思った。
はっきりしない意識の中、あたりを見渡すと、
地上から見る時とは比較にならないほどの膨大な星。
球体として認識できるものもあれば、
光り輝いているようにしか見えないものもあった。

天体がすきな私は、とてもとても幸せだった。
このまま星に包まれて死んでしまいたいと思った。

12/30/2025, 3:13:01 PM