お題「愛情」
掬っても掬っても幸せが零れ落ちていく。
それが、私の心の箱だった。
「俺の傍にずっといて欲しい。」
貴方にそう言われたあの日から、愛情という名の底が出来た。
どんどんと幸せが溜まっていき、私の心は満たされていく。
今、私がここにいられるのは貴方のおかげ。
しかし、その事を言うのはとても恥ずかしかった。
「私を好きでいてくれてありがとう。」
当たり前じゃん、なんて回答は彼にとっては当たり前だったのかもしれない。
でも、その言葉は私を笑顔にさせた。
一日一日の幸せを貴方と噛み締める。
ずっと続いて欲しいと願うのだった…。
11/27/2022, 10:03:58 AM