ヨルガオ(短編小説)

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「…ん……あれ」

カーテンが風で揺れている。

「いつの間に…寝てたんだろ」

ふと、時計を見る。

午前5時前だった。

「……ん?」

「見間違いだよ…な?」

何度確認しても午前5時前。

「まず…」

明日の朝…いや、今日の朝か。

数学のテストあるから、徹夜しようと決めたのに。

いつの間にか寝ていたんだが?

まだ大問3しか解けてないんだが?

呆然と立ち尽くす僕の耳に

新聞がポストに入る音が響いた。


ー夜明け前ー

9/13/2023, 3:13:58 PM