kiliu yoa

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 帰り道は、何気に好きだ。

 当たり前の風景は夕日で朱や紫に染まり、

 昼に見る風景とは、又異なる風景に変わる姿が好きだった。

 家々には、明かりが灯り始める。

 日が暮れ出すと、「家に帰りたくない。」と親に訴える、子どもたち。

 走って、帰える子どもたち。

 ふと、家庭環境によって、そのあたりは変わることに気づく。

 今の子どもは、働くことが出来ないことの方が多い。

 子どもたちがたくさん遊べたり、勉強や部活に集中できる良い面も有る。

 しかし、子どもが親から逃げられないという、悪い面も有るように思った。

 私の偏見だが、そういう親の子どもほど、頼れる人が居ない気がした。

 いつか、私が大人に成れたのなら、

 そういう子どもたちの第三の居場所を作りたいと思った。

 家や学校、職場の次に永く居れる場所。

 もしくは、家や学校、職場より永く居て良い場所を作れたらな。

 空間は難しいとも、そういう逃げれる場所を提供したいと思った。
 

 

10/12/2023, 11:50:48 AM