-子供のように-とある夜であった。網戸の外、澄み切った光を絞りだす月の下で、わたしはただぼやりとしていた。生きている意味とは何なのだろうかと。そう思うわたしに、涙も優しさも、悲しみもなかった。ただ、わたしの生きる意味というものを、子供のように探し回る姿が、そこにはあった。なぜわたしはこうして生きているのだろうか。生きる価値とはなんなのだろうか。永遠に辿り着けない答えを探し求める。まるで幼い子供のようだった。
10/13/2024, 10:35:46 AM