ー君はー(たまには)
お母さんは、いつも弟を贔屓する。
弟は手がかかってしょうがないって、いつも僕にぼやいてるくせに、
肝心な時ばかり弟を頼るんだ。
頼れるお兄ちゃん。
そんなレッテルを貼られて早数年。
いっつも、ずるいなぁ。
僕の大切な弟。
憎らしくて、妬ましい。
羨ましいなぁ。
どうして、そんなに愛情を注いでもらって、
どうして、そんなに成長できないの?
お母さん、僕もたまには、甘えていいよね。
「お母さん……あのね」
「いやーー!!!!」
僕の声は、弟にかき消された。
「あーもう!ごめんね、あとで聞くから」
「うん」
ずるいな。
お母さんも、酷いや。
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寝る時間。
「あ!ねぇ、さっきのどうしたの?」
お母さんは、弟を寝かしつけてからいう。
その手はずっと、弟に触れていた。
「ううん、なんでもない」
「そっか」
お母さんはいつも、僕の気持ちに気づかない。
弟の変化には、すぐ気づくクセに。
最低だ。
あぁ、そして僕も。
ごめんなさい。
こんなこと、考えて。
僕は弟の寝息と、お母さんが弟に付き添っているのをみて、毛布をかぶった。
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またやったわ。すみません。今日は、12時くらいにもう一度更新します。
こんにちは。18:45
3/6/2026, 9:45:19 AM