真っ暗な部屋の中。
ほわん、とゆらめくようにして、オレンジ色に光る火。
それはまるで、私を___、そう、優柔不断な自分の心を火に預けたように。
火はゆらゆらと揺れていた。
でもその中に、ひとつだけ、芯が通っているものがある。
火の光に照らされて、薄く輝くキャンドル。
キャンドルがあってこそ、この火は生きている。
優柔不断な自分が嫌な自分。
それをも知っていて、こんな自分を支えてくれる人がいる。
キャンドルと火。
それは、私たちと一緒、なのかもしれないな。
11/19/2022, 11:29:23 AM