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花は咲き、少々暑い季節に差し掛かった頃、僕たちの思い出作りに拍車がかかる。この決して長いとは言えない3年間を特別な思い出で埋め尽くしたいから。暑ささえも忘れ、大勢で騒いだ花火や、夜中に忍び込む学校の屋上。学校の放課後に涼むために寄る本屋とか。僕たちが平然と何も考えずに生きていたその時間が青春なのだ。青春とは少しずつ大人になっていく為の心の拠り所なのではないだろうか。来年過去を振り返って、戻りたくあるような思い出になるかもしれない今日を僕たちは必死に全力で生きるしかないのだ。命の花が枯れるまで。

7/23/2023, 3:20:46 PM