お題『スリル』
スリルを追い求め、ロマンを求めるトウマと共に
トレジャーハンターをしていた
2人とも求めるものは違えど
幼い頃から兄弟のように
一緒に過ごしていたのもあり
気が合いとても楽しかった
スリルのある冒険をしたり、
ロマンのある冒険をしたりと
お互いが追い求めるものに触れることも出来た
これがスリルなんだ、これ以上のスリルはない
そう思っていた
ある日町外れに住んでいる
錬金術師に賢者の石を取ってきて欲しいと頼まれた
賢者の石など何に使うのだろう
そう疑問を抱きながらも
遺跡へと行き賢者の石を探した
道中沢山の金塊や宝石などもみつけ
いくつか持って帰ろうと手に取っていた
罠なども多くスリルも味わうことができ最高だった
しばらく行くと奥の部屋が輝いていた
そこには賢者の石があったのだ
俺が賢者の石を手に取った瞬間
トウマの足元の地面が崩れ落ちた
トウマが絶望した顔で落ちて行く姿を
目にした瞬間石を投げ捨て手を伸ばし
トウマの手を取った
[違う、違う、俺の求めていたスリルは
こんなものじゃない、トウマの命の危険など
スリルでない、これは恐怖だ…]
これは二次創作です
11/12/2024, 12:30:59 PM