谷折ジュゴン

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「忘れられない、いつまでも。」

①硬め

私はある小説の文体に憧れている。論理的な文の構造、豊富な語彙、多才な表現で自分のフェティシズムを芸術として書ききる小説家の文体に憧れているのだ。私も偏愛するものを、かの文豪の如き筆力で書いてみたいとの願望を常日頃抱いている。だが、私は愛する小説の文体への理解が乏しく、全く書けないでいる。故に、私が願望を抱くきっかけとなった作品への思慕をいつまでも、忘れられないでいる。

②いつもの書き方

私はとある小説の文体に憧れている。読みやすい文の構成、沢山の言葉、色々な書き方で自分が好きなものを書ききる小説家の文体に。私もその小説家のように自分が大好きなものを書いてみたいと願望を持っていた。しかし、好きな小説の文体をよくわかっていないため、なかなか書けないでいるのだ。だから、私が願望を持つきっかけとなった作品への思いを忘れられない、いつまでも。

③やわらかめ

私はある小説の書き方に憧れている。読みやすい文のつくりで、言葉がいっぱいあって、いろんな書き方で自分が大好きなものを書く小説家の書き方に。私もその小説家みたいに好きなものを書いてみたいと思うけど、書き方がよくわからないからぜんぜん書けないんだ。私が願いを持つきっかけになった作品への好きな気持ちを忘れられない、いつまでも。


④セリフっぽく

私ね、ある小説の文体に憧れてるの。読みやすくて、いろんな言葉で、多才な表現をする人なの。私さ、その人の書き方で書いてみたいけど、よくわかんなくて全然書けないの。私、あの作品への気持ちを忘れられない、いつまでも。

5/9/2024, 12:05:14 PM