『輝き』
付き合って半年の彼女。
人生で初めてできた彼女だからか可愛くて仕方がない。大好きで、大切で愛おしい僕の宝物。
その笑顔も、優しさも、声も、瞳も、肌の感触も、全部全部僕のもの。
好きだよ。大好き。愛してる。
君は僕だけのもの。君の全ては僕のものなんだ。
だから他の男にそんな顔見せないで。
触れないで、優しくしないで。
やめて、僕のことが好きだって言ったじゃないか。
嘘だったの?
僕のことが好きなら僕以外いらないよね?
だって僕は君以外何もいらないのだから。
君もそうでしょ?
だからね、閉じ込めちゃった。
僕の部屋の中。
君と僕だけのお城の中。
どこにも行かないで。
僕だけを見つめて。
君の瞳が好きなんだ。
その硝子玉のような瞳に映るのは僕だけでいい。
あぁ、お願いそんな顔しないで?
ねぇ、幸せでしょう?
僕とずっと一緒にいられるんだよ?
なのにどうして、君の瞳から輝きが消えてしまったの?
あの男が気になるの?
悪い子だね。僕という男がいるのに他の男の心配だなんて。
でも君のそんな優しいところも好きだよ。
大丈夫、僕が全部何とかしてあげるからね。
だって僕は、君の彼氏だから。
2025/02/17
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2/17/2025, 10:45:51 AM