『遠くの街へ』
遠くの街へ、いざゆかん。
……え、この街しか、世界には街がないの??
ま?
○○○
旅をする事が夢だった。
子供の頃から、テントや寝袋で寝ると何故か落ち着いた。
旅に出てもいいのは、成人してからよ。
そんな母の言葉を信じて、ようやく待ちに待った成人。
そこで、僕は衝撃の一言を告げられる?
「え、世界には、この街しか存在しないの? なんで??」
「母さんにも分からないけど~なんか、予算の都合が~みたいな事を~お上が告げてたみたいなのよ~」
……この世界、ゲームか何かなの??
だけど、僕は諦めきれなかった。
絶対の絶対に絶対! 僕は旅をするんだ!!
そうして気がつく。
——街が無いなら、街を作れば、いいじゃない。
そうして、旅をするために、僕の新たな目標『街作り』が始まった。
「母さん! 僕、ちょっと街を作ってくるよ!!」
「あら~、元気になって母さん嬉しいわ~、頑張ってね~」
母さんにも別れを告げ、いざゆかん!!
「…………街ってどうやって作るんだろ?」
「あ、あの……」
?
そっちを見ると、目隠しした地味な女の子が居た。
「ま、ま、街を、作ると、仰りません、でしたか? わ、私も! その、街を……つくり、たくて。い、一緒に作れたり、む、無理……ですか、ね?」
「いいじゃん! 大歓迎だよ!!」
「ほ、本当ですか!!」
こうして、僕は一人、仲間を手に入れた。
僕は遠くの街へ旅に出るため、とりあえず街を遠くに作ることにした。
僕の旅は、続く。
しかし、物語は続かない。
おわり!!
2/28/2026, 11:01:20 PM