『夏草やつわものどもが夢の跡』と刻まれた石碑の下に腰掛けて、目の前に広がる草原を眺める。『野望を抱いた武士どもが戦いに敗れ去ってその跡には夏草が茂っている』という解釈が一般的なこの俳句。まぁ間違ってはいないだろう。だが、ひとつ訂正したい。敗れてない。そう、敗れ去ってなどいないのだ。(夏草)武士の時代はどんなに負けたとしても敗れたとは言わないのだろう。
8/28/2025, 12:18:45 PM