『哀愁をそそる』
重い瞼を開き寝床から起き上がる
ギシと軋むベットから起き上がって軽く伸びる
ズキっと横腹が痛む
今日も悪夢を見て寝つきが悪く目の下にクマができている
体が重だるく足も上がらない
2mm程度の段差でもつまづいてコケる有様だ
ダメだ今日は頭が働かない……
リビングへ向かう途中に隣の部屋から漂う匂いがツンと俺の鼻をさす
その臭いに鼻をつまみながらコップをとり水をくむ
胃の中がぐるぐると回る感覚
腹を満たすのは匂いだけ
何かを入れると強烈な吐き気が襲ってくる
そのせいでここ数日何も食べていない
おはよう…
リビングのソファで座っている彼女に声をかける
彼女は昔から肌が白く体温が人よりも低い
生まれつきらしくよく風邪をひいていた
今日は…うん、体温に変化は無いね…良かった俺はホッとして彼女の横に座り手を握る
今日も外は騒がしいね…
ウィンウィンと耳を劈くような音がなる
いつもいつもこの音が耳に入って鬱陶しい
俺の家は鍵を厳重にかけて窓に板を叩きつけている
飲水は地下水を浄水したもので地下室もある
いい家だろ…羨ましいだろ
そんな悲しい欲に浸りながらまた目を閉じる
冷たくなった彼女の手を握り直す
親をバラバラにし兄弟を○し彼女を家に閉じ込めた
こんなに幸福なことは他にないだろう
そのはずなのに…
それなのに俺は
一言
今日はとある殺人鬼君の物語です
一家○人を犯した少年の孤独を描いてみました、なかなか難しい
いつものような〜○○〜ではなくて『○○』のような思い出し系のループ作品です
ループ作品難しいですね、哀愁をそそるって言うお題から難しかったので今日は手抜きです
下手でして、面白くなかったらすいません(´;ω;`)
それでは、また見ていただけると恐縮です
11/4/2022, 1:35:47 PM