はとぽっぽ

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お題 風と
(2025/05/02 集中切れたので、中途半端止まり)

自分には、そうとしか見えなかった。

まるで向日葵のように、下を向いても、朝になれば立ち上がる様な眼差し。
自分には無い、芯の強さ。

だから、気付かなかった。
…いや、見えていなかったのかも知れない。

瞳の奥の奥。
本当は、何処を見ていたのだろうか。




「…聞いたら、答えてくれたのだろうか………」

漏れ出た声は、誰に届くでもなく、緩く湿った夜風に乗って、庭の虫の音に掻き消える。

5/2/2025, 8:10:13 AM