白花一華

Open App

やりたいことと言ったら、自分には目先の目標しか思いあたらない。それこそ、資本主義社会の住民として純粋な気持ちをお伝えすると、【金】がほしい。ただただ、欲しいものを買いたいという訳ではなく、生きるためにお金が欲しい。生きるためにお金を稼ぐだなんて、とんだ金の亡者だね、自分はそうはならない。私が求めているのは世界平和。嗚呼、なんて崇高な人生になることだろう。と自らを驕り高ぶり、大人を嘲笑していたあの時間。私は、青かった。とりあえずそんな黒歴史は、燃やし、粉々の灰にして、海の底に沈めてきた。
今はれっきとした大人の仲間入りを果たしてしまった以上、生きるためには労働が必須なのである。そう、必要不可欠な人生のピースなのだ。社会の和に携わりたくないのであればないなりに、自らの能力を最大限に生かせるチカラを身につけ、それを周囲に見せびらかさなければ、そこに金銭など発生するはずがないだろう。私は、まさにそれだ。自らの能力を磨き、SNS社会で見世物にすることがどうしてもできない。これは、恐らく私が悪いのだ。素晴らしいインフルエンサーを続々と生み出すSNSの波に乗れない、社会との扉を根絶しようとしがちな自分が。
ジメジメとしたことをベトベトとした曇天の日に書くのは、読み手にかなり申し訳ない。だが、ここまで暗い人間もいるのだから、世界にはどこまでも前向きで向日葵のような愛らしい人間もいるのだろう。いつか、そんな人間の影になることができたら、、なんて。考えてしまう自分があまりにも愚かである。

6/11/2023, 6:41:48 AM