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夢を見た。
茜が、僕のことを心から好きでいてくれた――そんな空想の話。
茜は孤独で、独りよがりに生きることをどこかで愛していた。
変わりたいと僕にすがるくせに、いざというときには一歩も踏み出さない。
変わることが怖くて、同じ傷を何度も何度も、自分で抉っていた。
そのことを、僕は知っている。
茜が「自分が嫌いだ」と言うたびに、
僕は、茜のことをもっと好きになった。
変な愛し方しかできなくて、ごめん。
それでも、どこにも行かないでほしい。
隣にいてくれるだけでいい。
茜の席の隣は、いつも僕でありたかった。
――そうだ。
たぶん、そんな夢を見ていたんだ。
                    こんな夢を見た

1/24/2026, 5:42:50 AM