まそむ

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わたしは結婚式をしていない。
見世物になるのも、余計な出費も嫌だったからだ。

でも配偶者の居住地へ行って、土地に拒まれていると感じたので、近場の由緒正しい神社で、結婚奉告祭をあげた。御神酒を捧げて、神官様に祝詞を読んでいただいた。太鼓は録音だった。だが儀式が終わると、ふっと体が軽くなって、土地神さまに受け入れていただけた気がした。

余談だがその七年後、まだ外見が若いうちに、写真を残しておこうと、改めて写真婚をした。こちらは出来れば写真ではなく、油彩の肖像画を誰かに頼みたかった。まあ画家さんの伝手も無かったので夢は夢で終わった。当時の写真データは、今でも大事にとってある。

【祈りを捧げて】

12/25/2025, 11:28:10 AM