とある恋人たちの日常。

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 部屋から見上げる空は青くて、私と恋人の好きな色が視界いっぱいに広がっていた。
 
「いい天気だなぁ」
 
 私が小さくこぼすと、それを聞いていた彼が同じような角度に見えるように近くに来て空を見上げていた。
 
「本当だね。ドライブでも行く?」
「行きたい!」
 
 ぽつりと呟いた彼の言葉にめちゃくちゃ反応して振り返ってしまった。
 だってデートになるもん。
 
 それに青空は私と彼を結びつけてくれたものの一つが〝好きな色〟だから、こんな空色を前より好きになったの。
 
 私はもう一度空を見上げる。
 遠くまで見える夏らしい爽やかな青空はとてもキレイで、思わず見惚れてしまった。
 
 
 
おわり
 
 
 
四五七、遠くの空へ

8/16/2025, 1:00:25 PM