27(ツナ)

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「君の背中を追って」

社長と出会ったのは小学生の頃まで遡る。
都会から引っ越してきた彼は、持ち前の明るさと話術で直ぐにクラスに馴染んだ。
幼い頃からそんな人を惹きつけるカリスマ性のあった彼を僕はずっと陰ながら羨望の眼差しで見ていた。

「将来は社長になるんだ!」
それが彼の口癖だった。クラスメイトはみんな、バカにしたり面白がっていたが、何故か僕はそのバカみたいな夢が実現する予感がした。

そうして君の背中を追った結果、やはり君は夢を叶えた。最初は僕と2人の小さな会社だったが、
彼はまた自信満々に言った「よし、社長は叶えた!次はこの会社をでっかくするぞ。」
僕はまだまだ君の背中を追い続ける。

6/21/2025, 11:24:02 AM