こんなに生きてきても、本当に心と心が通じ合う人に出会えた気がしない。
そもそも、そんな人がいるのかさえ疑わしい。
意気投合できる人はいるけど、深く知り合うと違いが見えてくる。
時には、突然「え!なんで?」と思わされることもある。
そのくらい人は十人十色。だから面白い。
だけど、心のどこかでは、自分とまったく同じ心を持った人に出会いたいと願っている気がする。
何をしても理解され、何を話してもぶつかることなく、延々と思いの共有ができて…改めて書いてみると、楽しいのか、これ。
自分の中だけでやってりゃいいような気もするな。
何しろ、実際に出会ったことがないから、ホントのところは分からない。
ただ、よく思うのは、心の機微っていうか、繊細な部分を持っているかいないかの違いがあって、そのどちらが幸せなのかなってこと。
ちょっとしたことで心が動いて、嬉しくなったり悲しくなったりする自分と、よほどのことがない限り動じない余裕のある人。
ぶっちゃけ、敏感さんと鈍感さんだ。
敏感さんは感受性豊か。鈍感さんは…物事に流されない。
…どっちがいい?
願わくば、切り替えて使い分けたい。
いつもと変わらない夕焼けを見て、感動する心を失いたくはない。
でも、職場であった些細な出来事を、いつまでも引きずるようなガラスのハートは邪魔くさい。
心と心。これは自分の心の二面性だ。
あって欲しい一面と変えていきたい一面。
でも、私の心は唯一無二で、ここにひとつしかない。
どちらかを失えば、もう片方も消えてゆくし、思い通りにはいかないんだろうな。
これが自分だ、と胸を張ろう。それしかない。
敏感さんも鈍感さんも良し悪しだよな。
きっとバランスが取れてる。
こんな自分に生まれてきたことで、きっと世界の均衡が保たれてるんだ…と思い込もう。
それも、心のなせるワザだから。
12/12/2024, 3:01:50 PM