ストック1

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消えない灯りが今日も僕たちを照らしている
決して直視してはいけない
しかし、その輝き無くしては生きていかれない
太陽
輝きが見えなくなる暗い夜も、その影響は続く
そして、夜が明ければ再び大地を照らす
古代エジプトなどで信仰の対象になるのもうなずける
あまりに遠く、しかしその存在や影響はあまりにも身近で強大だ
恐ろしさすら感じるほどに
ただ、癒やしや温かみを太陽に感じるのも確かだ

まぁ、そんな話はおいておいて
その消えない灯りたる太陽が顔を見せてくれない時代を、僕は趣味で観測している
タイムマシンのテレビ版で
人はタイムトラベルできないが、好きな時代の映像を見られる優れもの
真っ先に人類の歴史的な出来事を見る人も多いのだろうけど、どうせだから人類誕生よりも遥か遥か前を見ることにした
その時代は、三畳紀後期
2億3400万年前から2億3200万年前までのどこか
カーニアン多雨事象と呼ばれる事象が起きた、200万年続く雨の時代である
そんなに詳しいわけじゃないけど、海での大規模な噴火によって、恐ろしく長い間、雨が降り続けることになったらしい
しかし、本当にすごいなこれ
大迫力だよ
たしかこの雨で恐竜が多様化したんだよね
でも、この時代を生きた生物たちは太陽の温もりや、輝きを知らずに一生を終えたんだよなぁ
彼らは別に気にしてない、というか気にする知能も知識もないだろうけど、晴れの日の気持ちよさを知っている人類目線だと、なんだか可哀想な気がする
雨の天気しか知らないのかと
そんなことを考えてしんみりしていたら、一瞬画面に変なものが映った
何かが飛んでいたような……
翼竜……はもう少しあとだよね
鳥は恐竜からの進化説もあるくらいだから、いるはずがない
そもそも、なんか銀色の円盤だったような
巻き戻して停止してみる
いわゆるUFO的なやつだった
宇宙人!?
この時代に宇宙人来てたの!?
何しに!?
ズームしたら、窓からカメラで写真らしきものを撮っていた
宇宙人って、あんなわかりやすいカメラ使うんだ
宇宙人の姿は、いわゆる銀色のあれで、なんだか興奮した様子だった
もしかして、彼らは単に観光旅行に来ただけでは?
というか、当時であのレベルの文明って、彼らの星は今どうなってるの?
実は現代の地球にもいたりして

12/6/2025, 11:10:13 AM