雨谷リツキ

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夢から醒めたとき、
現実はなんて残酷なのだろうと思った。

私が過ごしたあの町も、
私が愛したあの人も、
すべて幻だったなんて。

一度は諦めて、
考えないようにしていたけれど。
だけど、忘れることはできなかった。

すべて幻だとわかっていても、
あの夢のつづきを、
求めずにはいられない。

たとえ幻だったとしても、
抱いた感情は本物だもの。

いつまでも、いつまでも
愛してやまない夢を見たいの。

1/13/2025, 6:28:40 AM