ほむら

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彼女は静かにアルバムを見ていた。何を見ているのだろうと後ろから覗き込むと、これは…幼い頃のものだろうか?

「アルバムを眺めて、一体どうしたのですか?」
「あぁ、これ?小学生くらいの頃のものだけど、あなたは覚えているかな?」

見せてもらうと、俺たちと地元の友だちが仲良く遊んでいる写真があった。彼らは俺たちの共通の友だちで、今でもビデオ通話で顔を合わせるぐらい長い付き合いがある。

「彼らは、今でも付き合いのある友だちですね!俺たちが初めて出会ったのもこの頃でしたね」
「そうそう!私たちが地元を離れて、直接会える機会も少なくなっちゃったけど、たまに通話しているから元気そうではあるんだよね」

俺たちが大人になってから、技術の進歩で遠くにいても話せるようになったが、子供の頃はそんな物もなく、学校で遊ぶ約束をして直接会うしか無かったのだ。でも、それはそれで良かったなぁと懐かしく思った。

「でもね、今度の夏休みに帰省する時に遊びに行く約束しているからまた会えるよ!」
「おぉ、それは楽しみですね!」

直接会う前に、俺たちはその友だちの思い出をたくさん話して懐かしんでいた。その会話は途切れることなく、時間を忘れてしまうくらい弾んでいた。

テーマ「友だちの思い出」

7/7/2024, 2:30:03 AM