るに

Open App

時計の針が
チクタク…チクタク……。
私をとことん焦らす。
いつも通りの私で
いつも通り挑めばいい。
そう思うのは簡単で、
でもやるのは難しくて。
手汗が尋常じゃないくらい
べちょべちょで
ペンを握っていられなかった。
それでも
時間はどんどん過ぎていく。
まるでこれが
避けられない運命かのように。
今すぐにでも
この緊張感から、
分からないこの馬鹿な頭から、
逃げ出したい気持ちでいっぱいだった。
なんで試験って
この世に存在するんだろう。
概念自体を呪った。
とりあえず手を動かすけれど
頭が真っ白になってくる。
だって私
他の人より頑張ってないし。
勉強嫌いで
始めたのが1ヶ月前とかだし。
だって…だって……。
泣いちゃいけない。
解答用紙が汚れちゃう。
静かに目を開けると
見慣れた天井が目に入った。
次に聞こえたのは
ザーッという雨の音。
チクタク…チクタク……と
時計の針もぼんやりと。
重い身体を持ち上げ
起き上がると
少しの肌寒さを覚えた。
髪がさらさらと前に落ちてきて
鬱陶しい。
"Good Midnight!"
あと数日で試験。
私は何週間か前から
ずっとこんな悪夢を見ていた。
試験中焦って
思考が止まって
問題が解けなくなる
全然ありえる話の夢。
もう寝たくないなと思っても
体調に気を使うため
深夜2時からまた眠りにつく。

2/6/2026, 4:28:05 PM